車中泊 名所巡り

軽自動車で車中泊しながら各地の名所を巡っています。桜と紅葉を中心に訪れた名所と入浴した温泉を紹介します。

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霊場 恐山

日本三大霊場のひとつ

恐山は、青森県むつ市大字田名部にあるカルデラ湖である「宇曽利山湖」を中心に取り囲む外輪山の総称を指し、下北半島国定公園に指定されています。
古くから死者の集まる山として信仰され、宇曽利山湖の北にある伽羅陀山菩提寺は、日本三大霊場のひとつに数えられます。
通常、霊場恐山と言えば、伽羅陀山菩提寺の敷地内のことを指します。
大祭典や秋祭りにイタコの口寄せと呼ばれる、死者の霊を自身に乗り移らせてその言葉を語る行為が行われますが、これは戦後に行われるようになったもので、菩提寺とは関係ありません。
霊場 恐山

三途川の太鼓橋

「霊場 恐山」は、宇曽利山湖の北東部に面した場所に位置します。
宇曽利山湖は剣山の噴火で形成されたカルデラ湖で、その水質は酸性であるため、生息する魚類はウグイ1種類のみだそうです。
宇曽利山湖の景色

菩提寺へ向かう途中にある川には、小さなそり橋「三途川」が掛かっています。
この川の名称は正津川なのですが、別名を三途川と言うそうです。
恐山 三途川

恐山 伽羅陀山菩提寺

恐山の開山は862年、開祖は天台宗を開いた最澄の弟子である円仁であると言われています。
円仁は慈覚大師とも言われ、最後の遣唐使として唐に留学した1人で、短期留学であったため、のちに今で言う不法滞在をして修行し、9年6か月後に日本に帰国しました。

この期間に円仁が書き綴った、日本人による最初の本格的旅行記「入唐求法巡礼行記」は、歴史資料としても高く評価されています。

この菩提寺の他にも、円仁が開山したと言われる寺は東北、関東を中心に数百存在しています。
菩提寺を創建したのは天台宗の円仁でしたが、その後衰退し、1522年に曹洞宗の僧侶である聚覚が円通寺を建立して本坊とし、再興させたため曹洞宗に改宗されています。
霊場 恐山の全景

受付で入山料を支払い、総門を通って中に入ります。
最初の門である総門をくぐると、はるか先に山門が見えます。
入った第一印象は、一言で言えば殺風景。いわゆる、装飾されていないシンプルな造りに好感が持てました。
伽羅陀山菩提寺の参道

山門まで歩くと、そばには地蔵菩薩が立っています。
周辺には小石が積み上げられ、風車が挿してありました。
伽羅陀山菩提寺 山門

山門の奥にはさらに参道が続き、突き当りには本尊安置地蔵殿が見えます。
参道左右には「恐山温泉」冷抜の湯、古滝の湯、薬師の湯が、離れた東側には花染の湯があり、自由に入浴することが出来ます。
参道両側の側溝からは硫黄臭がして、温泉から排水されたと思われる温泉水が流れていました。
伽羅陀山菩提寺の地蔵殿までの参道

本尊安置地蔵殿。菩提寺の御本尊である地蔵菩薩が安置されています。
この他にも、境内には宿坊があり、事前に予約すれば宿泊することもできます。
本尊安置地蔵殿

恐山 地獄めぐり

恐山が全国的にも有名なのは、ここのせいでしょう。
本尊安置地蔵殿の西側すぐ隣にある噴気地帯。俗に言う地獄になります。火山ガスが発生しているせいで草木の生えない荒涼とした景色が広がります。
階段を登って奥まで歩くと不動明王が安置されています。
菩提寺から見る地獄

至る所から噴気が出ていて辺りには硫黄臭が漂っています。
場所によっては立ち入り禁止のロープが張られていました。噴気口に石が積み上げれているのは、死者の霊を弔うためと有毒ガスを空気に馴染ませる意味合いがあります。
火山ガスに着火する恐れがあるので、タバコはもちろん、ろうそく、線香など、火気厳禁です。
霊場 恐山の地獄の風景

山の頂上付近にある慈覚大師堂。
噴気している箇所には、所々「無間地獄」などの名前が付けられています。
ここに登って来るまでの噴気地帯の至る所に風車が挿してあり、異様な雰囲気の間を通ってここまで辿り着きました。
伽羅陀山菩提寺の慈覚大師堂

慈覚大師堂を超えると荒涼とした景色が一変し、向こう側には緑に覆われた賽の河原と極楽浜が見えます。
噴気が出ている岩肌側を地獄に、宇曽利山湖を背景にした砂浜側を極楽になぞらえています。
恐山 賽の河原と極楽浜

他の寺院では見ることが出来ない、独特な雰囲気を持ったお寺でした。
歩いて一汗かいたので、恐山温泉に浸かって、極楽気分でこの地を後にしました。
ここを訪れる時は、タオルと着替えを持ってくることをお勧めします。
地獄から見た伽羅陀山菩提寺

恐山の駐車場

恐山菩提寺には無料駐車場があります。
寺入口の前が広い駐車場になっていて、十分な台数を駐車することが出来ます。
駐車場には困りません。
恐山の駐車場

霊場 恐山 基本情報

住所青森県むつ市田名部字宇曽利山3-2 地図
料金入山料 500円
駐車場あり(無料)
アクセス青森道青森東ICから103km
JR下北駅からバス「恐山」下車
備考開山期間 5月1日~10月31日
開門時間 6:00~18:00
大祭典 7月20日~7月24日
秋祭典 10月第2週の3連休
お役立ちリンク
東北地方の名所
周辺の名所
水源地公園

青森県むつ市
旧海軍大湊要港部水源地堰堤を整備した公園。

早掛沼公園

青森県むつ市
恐山にある菩提寺。
日本三大霊場のひとつ。

愛宕公園

青森県上北郡
明治17年造営の公園。
野辺地の人々の憩いの場。

恐山温泉

青森県むつ市
霊場恐山菩提寺境内に4か所ある無料入浴施設。要入山料。

奥薬研温泉 かっぱの湯

青森県上北郡
奥薬研温泉にある無料公衆浴場。男女別時間入れ替え制。

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