合浦公園
広大な敷地に立つ桜と松の並木道
合浦公園は、青森県青森市合浦にある青森市立の都市公園です。
青森県の桜名所の1つで、野木和公園とともに「青森春まつり」の会場になっていて、春になると公園内に植えられた670本の桜の木が咲き、訪れる人の目を楽しませます。
園内には700本のクロマツも植えられていて、日本の都市公園100選に選定されています。
青森市民の憩いの場
合浦公園は海浜公園で、近くには海水浴場があります。
以前は広い砂浜があったそうですが、戦後になると泥がたまるようになり、砂浜保全のために工事が行われました。
かつて、近くには国鉄東北本線の浪打駅がありましたが、ルート変更によって廃止になってしまいました。
公園が造成されたのは1894年で、旧弘前藩の庭師であった水原衛作が、自らの手で公園の造成を開始しましたが、志半ばで死去してしまいます。
その後、弟の柿崎巳十郎が公園を完成させ、青森町に寄付しました。
青森春まつり開催期間中は、露店が立ち並びます。
この公園は、かつて奥州街道が通っていた場所であり、東西に一直線に横切る道は、旧奥州街道の名残です。
公園内には、桜の他に700本のクロマツが植えられていて、この道沿いには、江戸時代からある「三譽の松」ががあり、市の天然記念物に指定されています。
園内には、ソメイヨシノをはじめとして670本の桜が植えられています。
夜は提灯でライトアップされ、桜の開花時期には多くの青森市民で賑わいます。
園内には池と、池の近くには「合浦亭」と呼ばれる茶室もあり、市民の文化芸術活動施設になっています。
池の周辺は日本庭園になっていて、ソメイヨシノ、シダレザクラとともに、クロマツがバランスよく配置されています。
合浦公園は、青森県で1番古い公園であり、園内には石川啄木歌碑、芭蕉句碑など31の碑が建てられています。
合浦公園の桜の駐車場
合浦公園には、春まつり期間中は無料駐車場がありません。
周辺にある駐車場の料金は1回500円です。
合浦公園 基本情報
住所 | 青森県青森市合浦2-17-50 地図 |
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例年の開花時期 | 4月下旬 開花状況 |
桜の種類と本数 | ソメイヨシノ、ヤエザクラ他 670本 |
ライトアップ | 日没~21:00 |
桜まつり | あり(春まつり) |
駐車場 | あり(有料) |
アクセス | 青森道青森東ICから7km JR青森駅からバス「合浦公園前」下車 |