奥薬研温泉 かっぱの湯
奥薬研温泉は、青森県むつ市大畑町にある温泉です。
開湯は862年で、恐山を開山した円仁が、この地で道に迷って大怪我をした時、河童に助けられて温泉に浸からせてもらい怪我を治したと言われています。
かっぱの湯は、奥薬研温泉にある無料公衆浴場です。
周囲から入浴者が見えることや、混浴であったため、2010年3月に一時閉鎖されました。
のちに、屋根の設置や脱衣所の改修などの工事を行い、入浴時間による男女区別にすることで2011年4月に再開しました。
近くには「夫婦かっぱの湯」、すでに廃止されてしまいましたが「隠れかっぱの湯」があります。
奥薬研温泉まで行くと、大きな”かっぱの里”の看板の手前左側の1段上にある空き地が駐車場になっています。
駐車場はけっこうな広さがあります。かっぱの湯は、駐車場の奥を下った川のほとりにあり、入口には看板があります。
階段を下りていくと、かっぱの湯の脱衣所を兼ねた、施設の入り口があります。
入口には利用時間の張り紙があり、午前7時から午後5時まで、2時間ごとに男女を入れ替えるようになっています。
入浴時間は特に要注意です。下手をすると2時間駐車場で待つことになってしまいます。
入浴
脱衣所は狭いですが、浴場へ出ると、数十人は入れるくらいの広い浴場です。
訪れた日は、管理人が掃除をする日で、前日にお湯を止めたそうでした。
朝1番にやって来たので、適温で入浴することができました。いつもはすごく熱いです。
ここの温泉のシンボルでもある、かっぱの石像が入浴客を見守っています。
カッパの像の向こうは、渓流になっていて、浴槽から外の景色を眺めることが出来ます。
ここは石鹸使用禁止なので、洗い場としてのスペースは基本的にありません。
泉質は単純温泉で、源泉温度は67.2℃。
この広さで、この高温状態になるには、相当の湯量が必要であると思われます。
露天風呂の隅からは、溢れた温泉が川へ流されていました。
ここは、かつて野天湯であり、現在のように屋根もない場所でした。
2010年に、公衆浴場法に反するとして撤去が決定された時は、全国ニュースでも流されました。
翌年、屋根や囲いが整備された公衆浴場としてリニューアルオープンし、かつてのような活気のある場所になりました。
近くには、有料の「夫婦かっぱの湯」があります。
現在の隠れかっぱの湯
廃止された「隠れかっぱの湯」は、薬研温泉へ帰る途中にある洞門の手前にあるそうなので、行ってみました。
ガードレールの切れた川へ降りた場所にあり。現在は浴槽が撤去され、源泉が出ているだけです。
手に触れてみると、今でも熱いお湯が出ていました。
- 周辺の温泉宿
奥薬研温泉 かっぱの湯 基本情報
住所 | 青森県むつ市大畑町赤滝山 地図 |
---|---|
営業時間 | 7:00~17:00 男:7:00~9:00、11:10~13:00、15:10~17:00 女:9:10~11:00、13:10~15:00 冬季閉鎖:11月~4月 |
入浴料 | 無料 |
駐車場 | あり |
手すり | なし |
シャワー | なし |
石鹸・シャンプー | なし |
備考 | 露天1(時間帯で男女入れ替え) |