尻焼温泉 川の湯大露天風呂
尻焼温泉は群馬県吾妻郡中之条町にある温泉です。
嘉永年間には温泉の記載がある、山間部にある温泉で、長笹川沿いに3軒の旅館で温泉街を形成しています。
川底から湧き出る高温の温泉で「痔を治療した=尻を焼いた」ことからその名前が付いたと言われています。
山奥にある小さな温泉ですが、ここには、長笹川を堰き止めて作った無料巨大露天風呂があることで全国的にも有名な温泉になっています。
国道405号線を北上して、県道55号線から花敷方面へ1.2kmほど進むと橋が見えてきます。
露天風呂の前にある駐車場は、旅館専用駐車場なので、橋の手前200mにある尻焼温泉駐車場に車を停めます。
駐車場から徒歩で橋を渡ると、河原へ降りる道があるので、道なりに歩いて行きます。
しばらく歩いて行くと、湯小屋が見えてきます。
湯小屋は、川の傍にある露天風呂で、水着着用での入浴は禁止されています。
入浴
尻焼温泉の周辺を流れる長笹川一帯は、川底から温泉が湧き出しています。
堰き止められている区間は「川の湯」と呼ばれていて、すべてが温泉になっています。
雨などで川が増水している時は、水が冷たくなっているため入る事は出来ません。
ただの川なので、ここでの入浴は、夏にキャンプで来た時に泳ぐ行為と同じ扱いになります。
したがって、水着着用禁止などの、公衆浴場によくある禁止事項は一切ありません。
結果、入浴者の中には、マナーを無視した行為に走る輩が後を絶たないようです。
わざわざ訪れるには遠く、来ても入浴できる保障の無い、ハードルの高い温泉の1つです。
川が自然に温泉状態になっている「野湯」は別として、人の手で作り上げた天然露天風呂は、ここ以外に、和歌山県の川湯温泉にある「仙人風呂」しか思いつきません。
自然に囲まれ、のびのび温泉に浸かれる貴重な温泉です。
マナーを守って、末永く人々に愛される温泉であってほしいと思います。
尻焼温泉 川の湯大露天風呂 基本情報
住所 | 群馬県吾妻郡中之条町入山 地図 |
---|---|
営業時間 | 24時間 |
入浴料 | 無料 |
駐車場 | あり |
手すり | なし |
シャワー | なし |
石鹸・シャンプー | なし |
備考 | 川1、混浴露天1 |