湯原温泉 砂湯
湯原温泉は岡山県真庭市にある温泉で、湯原温泉郷の1つに数えられます。
「砂湯」は湯原温泉郷を代表する、いわば顔ともいえる無料の巨大共同露天風呂で、古い湯原温泉の面影を残す施設として市の文化財に指定されています。
全国的にも有名で、四季を問わず多くの入浴客が訪れます。
清掃時間以外は24時間入浴可能で、土日は深夜でも入浴客がいます。
国道313号線沿いにある大きな温泉街で、大きな看板があるので迷いません。
湯原温泉は、昭和の時代の面影を今に残す温泉街です。
「砂湯」は、道なりに進んだ突き当たりにあるのですが、車で乗り付けることは出来ないので、途中の河川駐車場に車を止めることになります。
河川駐車場はけっこうな広さがあり、十分な台数の駐車場があります。途中から車が進入禁止になっているので、徒歩で奥まで歩いて行くと砂湯が見えてきます。
砂湯は、湯原ダムの下流に位置していて、増水による放流によって過去に何度か濁流に沈んでいます。その都度、地元の方の努力によって再建されてきました。
とにかく広い混浴露天風呂です。湯船は全部で3か所あり、手前右が「長寿の湯」、左が「美人の湯」、1番奥が「子宝の湯」になります。
ちゃんとした脱衣所もあり、外から丸見えのようですが、ここは衣服を置く棚であり、男性用、女性用共に奥に見えないように脱衣所があるので安心して入浴することができます。
入浴
長寿の湯。ここだけ屋根が設置されているので、雨に濡れなくて済みます。
屋根は増水で何度か流されていて、現在では脱衣所もこの屋根も移動式になっています。
温泉は足元から湧いてきます。他の湯船に比べて狭いので、3か所の中で1番温度が高くなっています。
狭いといっても10人は余裕で入れるくらいの広さですが…。
美人の湯。3つの湯船の中で1番広く、40人くらい入れそうな広さです。
奥にある子宝の湯と繋がっていて、温泉がこちらに流れて来るようになっています。
そのため、湯温は1番温くなっていて、温めの湯に長く浸かりたい時におススメです。
子宝の湯。1番奥にある湯船で、美人の湯に温泉が流れて行きます。
長寿の湯よりも少し温めですが、温度的に1番ちょうど良い感じです。
中央にある岩の下から温泉が湧出して、時折気泡がわき出て来るのが確認できます。
左側には1段高い岩があり、体を伸ばして温泉に浸ることが出来ます。
砂湯入り口には、全国の温泉番付が表示されていて、西の横綱が湯原温泉になっています。
近くには足湯もあり、湯船に浸かるのは気が引ける女性たちが足湯を楽しんで帰ります。
昼は周りから丸見えなのと、観光客が見物にやって来るので、慣れないと男性でも気が引けます。
湯原温泉 砂湯 基本情報
住所 | 岡山県真庭市湯原温泉 地図 |
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営業時間 | 24時間 (清掃時間 毎週水曜午前、第1金曜10:00~14:00) |
入浴料 | 無料 |
駐車場 | あり |
手すり | なし |
シャワー | なし |
石鹸・シャンプー | なし |
備考 | 混浴露天3 |