国民宿舎 さんべ荘
三瓶温泉は島根県大田市三瓶山の南麓にある温泉で、国民保養温泉地に指定されています。
西日本でも有数の湧出量を誇り、鉄分を多く含むため、酸化した鉄の湯の花で赤く濁った湯が特徴です。
国民宿舎「さんべ荘」はその名の通り三瓶山南麓にあり、宿泊はもちろん日帰り入浴や食事も出来る温泉施設です。
東側と南側からなら県道40号線、西側からなら県道30号線を通ることになります。
南側から来た場合、看板の指示通りに進むと急な坂を登り、三瓶温泉街の中を通って来ることになります。
ただ、この温泉街かなり寂れていて、そこが温泉街と気付かないかもしれませんが…。
とにかく、どのルートを選んでも見つけやすく、駐車場も十分広い施設です。
無料の足湯
駐車場のすぐ近くには足湯があります。中の施設が良すぎるためか、利用者をあまり見ません。
お風呂を出た後の、待ち合わせ場所として便利だと思います。
「さんべ荘」の温泉は基本的に加温しているので、営業時間外は利用できないのではないかと思います。
入浴
男湯と女湯は日替わりで入れ替わります。今回は向かって左側でした。
脱衣所から入るとすぐ内湯で、露店風呂は奥にあります。
内湯は濾過・循環・加温されていて、画像にはありませんが右側にはサウナまであります。
露天風呂には様々な材質でできた浴槽があります。
まず、外湯に出て最初に目につくのが大きな露天風呂。濾過・かけ流しとあり、消毒液の匂いがかすかにするので、おそらく内湯と同じものだと思います。
ここからが、源泉かけ流しになります。
三瓶温泉の源泉温度は低いので、どの入浴施設でも基本的に加温されています。
こちらは釜風呂と羽釜風呂。材質は鉄だと思います。湯温は高めです。
出てくる温泉の温度は同じですが、浴槽の材質と大きさによって温度が微妙に変化しています。
こちらは檜風呂。広いので湯温はぬるめになります。
何と言ってもメインは「酒樽の湯」になるでしょう。
加温・加水なしの源泉そのままで、湯温は体温より低めの30度くらい。ドバドバ掛け流されています。
夏はもちろん、冬でも気合いで入っている最もお気に入りの風呂になります。
加温された温泉は茶色く濁っているのですが、ここは比較的透明度が高く、口に含むと鉄の味が広がります。
酒樽の湯は、上下2つあり、上であふれた源泉が下に流されていきます。
夏の暑い日には大人気で、この酒樽の湯のおかげで、1年中人が来るのでは?と思っています。
さらに奥に進むと2つの浴槽、代官の釜湯と…
代官の檜風呂。どちらも2人入ればいっぱいになりますが、他人同士だと遠慮して1人で独占することになります。
泉質の良さに加えて、色々な浴槽があるので飽きることが無く、大人も子供も満足できる温泉という意味ではかなりハイレベルな温泉施設だと言えます。
三瓶温泉には、「鶴の湯」と「亀の湯」の2つの公衆浴場があり、さんべ荘ほどのエンターテイメント性はありませんが、長年、地元に愛されてきた温泉があります。
国民宿舎 さんべ荘 基本情報
住所 | 島根県大田市三瓶町志学2072-1 地図 |
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営業時間 | 10:30~21:00 (メンテナンス休日あり) |
入浴料 | 500円 |
駐車場 | あり |
手すり | あり |
シャワー | あり |
石鹸・シャンプー | あり |
備考 | 男女各内湯1、露天各種、サウナ |