三朝温泉 株湯
三朝温泉は鳥取県東伯郡三朝町にある温泉です。
世界有数の放射線泉で、ラジウム、ラドンが含まれるため、温泉療法を実施する医療機関が複数あり、観光と療養どちらも存在するのが特徴です。
日本百景に選定されていて、近くには国宝・三徳山三仏寺の投入堂があります。
国道179号線から県道21号線へ入り、そのまま進んで三朝トンネルを抜けた先を左折します。
一応、小さな案内標識がありますが見つけにくいです。
温泉街から少し離れた住宅街の中にあり、道が狭くなっています。
株湯は三朝温泉発祥の湯であり、三朝温泉を代表する公衆浴場です。
施設の前に十分な台数を停められる駐車場があります。
1163年に発見された温泉で、源義朝の家臣・大久保左馬之祐が、源氏の再興を祈願し三徳山三仏寺に赴いた時に、そこで命を救った白狼が夢枕に立ち、礼として楠の老木から湯が湧き出ていることを教えたという伝説があります。
駐車場の横には足湯専用の小屋が建てられて、無料で浸かることが出来ます。
その近くには飲泉所もあり、大きなポリタンクを持参して温泉を汲みに来ている人がいたので、車を見てみると大阪ナンバーでした。
入浴
受付前の自販機ででチケットを買って出します。
施設内は非常に清潔で、コインロッカーは10台あり、棚も10人分あります。
浴槽はそんなに広くはありません。6~7人くらい入れそうです。
洗い場の方がよっぽど広いかもしれません。
泉質は単純弱放射能泉で、源泉温度は45.6℃。世界屈指のラドン泉と唄っています。
ラドンはラジウムが崩壊してできる放射性物質で、微量の放射線を体に受けることにより、体の細胞を活性化することが出来るとのことです。
これはホルミシス効果と呼ばれ、現在でも研究が進められています。
三朝温泉の湯は熱いことで有名ですが、この日はそこまで熱くありませんでした。
河原風呂が半端ではない熱さだったので、心配していたのですが…。
ただ、決して温いわけではありません。
温泉は浴槽の底から湧いてくるようになっていて、溢れた温泉は浴槽横の排水溝へ流されていきます。
天井は高く、湯気を逃がすようになっています。
カランは4つでシャワーはありません。お湯を貯めるのが面倒なので、湯舟から汲んで体を洗いました。
古くから地元住民に愛されてきた公衆浴場です。
三朝温泉 株湯 基本情報
住所 | 鳥取県東伯郡三朝町三朝634−1 地図 |
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営業時間 | 8:00~21:15 |
入浴料 | 300円 |
駐車場 | あり |
手すり | あり |
シャワー | なし |
石鹸・シャンプー | なし |
備考 | 男女内湯各1、ロッカー100円 |