出雲湯村温泉 河原の野天風呂
斐伊川にある野天風呂
出雲湯村温泉は、島根県雲南市木次町にある温泉です。
その歴史は非常に古く、天平5年(733年)に編纂された『出雲国風土記』に「漆仁の川辺の薬湯」として記載があります。
自然豊かな斐伊川の傍には、「湯乃上館」と「国民宿舎清嵐荘」の2つの温泉宿泊施設があり、5月には、蛍を眺めながら露天風呂に浸かることもできます。
河原の野天風呂は、出雲湯村温泉にある野天風呂で、24時間無料で入浴することが出来ます。
斐伊川の一部を岩で囲んで浴槽にしていて、雪解けや梅雨の時期、雨が降った後の数日は川が増水して斐伊川に沈んでしまい、入浴出来なくなります。
三刀屋木次インターから国道314号線を南下します。
詳しい行き方は出雲湯村温泉 元湯公衆浴場 参照。
野湯
「出雲湯村温泉 元湯公衆浴場」の前を通り過ぎ、駐車場に車を停めて川へ向かいます。
コンクリート製の小さな階段があるので降りて行きます。
以前は、辿り着くまで岩を乗り越えて行かなければならなかったのですが、邪魔な岩は撤去されていて行きやすくなっています。
入浴
岩が撤去されたお陰で、遠くからでも水没しているかどうか視認することが出来ます。
以前は、岩をよじ登ってそばまで行かないと、入浴できるかどうか分かりませんでした。
野天風呂は川の一部を岩で仕切っているだけなので、少し川が増水するだけで姿が消えてしまいます。遠方からやって来る人にとっては、なかなか入れない場合が多いです。
脱衣所は無いので、服は近くの岩にでも掛けておきます。
時々、真ん中の大きな岩の底から気泡が上がって来ます。
お湯は無色透明で、近くにある”元湯公衆浴場”と同じアルカリ単純泉だと思われます。
湯温は少し温めで、長湯に丁度良い感じです。
オーバーフローしたお湯は川へ流される完全な源泉かけ流しです。
綺麗に掃除されているので、公衆浴場の方が清掃されているのだと思います。
周りを緑に囲まれ、ゆったりとした川の流れを眺めながら浸かる温泉は最高です。
ただし、人の往来は少ないですが、外からは丸見えになります。
冬は周辺が雪で埋まります。自分で雪かきして入るのは自由ですが、入浴できる湯温かどうか知りません。
中国地方に数カ所しかなく、しかも来ても必ず入れるとは限らない、貴重な野湯です。
斐伊川対岸にはもう一つの宿泊施設があります。
道の駅「おろちの里」が近くにあり、車中泊可能です。
出雲湯村温泉 河原露天の野湯 基本情報
住所 | 島根県雲南市木次町湯村 地図 |
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営業時間 | 24時間 |
入浴料 | 無料 |
駐車場 | あり |
手すり | なし |
シャワー | なし |
石鹸・シャンプー | なし |
備考 | 混浴露天1 |